佐倉市T様邸の屋根塗装工事
屋根塗装-ビフォー
佐倉市T様邸の屋根にはスレート材(7mmのセメント板)が採用されていました。
細かいことはお客様に診断書を差し上げてご説明しているのですが、現状は塗膜剥離が進んでいると言える状態でした。
しかしスレートに割れ等もなく通常の経年劣化と言え、通常の塗装工事で問題のない状態でしたので、金属屋根などは使用せず塗装工事を行いました。
佐倉市T様邸外壁塗装編はこちら
屋根塗装-アフター
使用材料-佐倉市T様邸
外壁上塗り塗料
水性パーフェクトトップ
外壁色
ND-155 5分艶、15-65B 5分艶
塗料メーカー
日本ペイント
屋根上塗り塗料
アドグリーンコート
屋根色
EX-022α
塗料メーカー
NCK株式会社
付帯部上塗り塗料
ダイナミックTOPマイルド
付帯色
N-90 3分艶、15-65B 5分艶
塗料メーカー
関西ペイント
コーキング
オートンイクシード
コーキング色
AGホワイト
コーキングメーカー
オート化学工業
屋根塗装工事の工程
高圧洗浄後、弱っている旧塗膜や汚れを手作業で丁寧に除去します。
塗装工事は、塗るだけではすぐに剥がれてしまいます。
ケレンは塗装工事の工程の中でも重要で、素地の目を粗くして塗膜がしっかりと食い込むようにする作用もあり、キッチリしないと塗った直後は綺麗でも1年たたずに汚れの根元からベロンと部分的に剥がれたりしてしまいます。
飛び出た釘の打ち込み
板金部はところどころ釘が飛び出している箇所がありました。
釘を打ち込まずにこのまま塗ってしまう業者さんをたまに見かけるのですが、台風の時に板金が飛んで行ったりしますのでしっかり打ち込みます。(美大塗装にも年に数回「屋根がおちた」とお問い合わせをいただきますが9割がた釘が落ちて板金が飛ぶケースです)
屋根板金部の塗装
屋根板金部の玉打ちコーキング
板金部の釘が落ちないように、美大塗装では標準で釘頭に「玉打ちコーキング」を施しています。
板金部にコーキングが密着するよう接着剤の役割をはたす下塗りを施工し、玉打ちします。
このように屋根板金を固定している釘頭に丸くコーキングを施すことで釘の隙間から水の侵入を防ぎ、また、釘の抜け落ちを防ぎます。
お客様には見えないところですがお住まいの長持ちには必須の作業だと考えています。
板金部のつなぎ目にもコーキングを施工
既存のコーキングに塗料は密着しません
業界あるあるなのですが…
シリコンコーキングという「ガラス」に使うようなコーキングに塗料は密着しません。
密着しない=すぐ剥がれる
しかし新築時、屋根屋さんや電気屋さんはコーキングの種類をあまり考えてくれません。笑
そこで困るのが我々塗装業者です。
釘の打ち込みと同様で、知らずに塗ってしまう・知っていてもそのまま塗ってしまう業者さんもいますが、美大塗装では、シリコンコーキングには標準でシリコンにも密着する特殊な下塗りを施して塗膜が剥がれないようにしています。
こういった細かいところの違いを知っていただけると、本当に嬉しいです!
佐倉市T様邸の屋根板金部の下塗り
板金部の下塗りは錆を防ぐ塗料を塗布します。
屋根の塗装
大切な縁切り、タスペーサー
雨漏りを止めているのは屋根のスレート材ではなく、その下の防水シートです。
重なり合うスレート材が密着したまま塗膜で蓋をしてしまうと水の排出ができず、防水シートが湿気で傷んでグチャグチャになり雨漏り原因になります。
そのためタスペーサーというスレート同士の「縁切り」をしてくれる建材を挿入し、スレート同士に多少の隙間を持たせます。
屋根の下塗り・上塗り2回仕上げ
佐倉市T様邸の屋根は下塗り+上塗り2回の合計3回塗りで仕上げました。
下地が傷んでいる場合は下塗りをさらに数回することもある(コストも上がる)ので、屋根も下地が傷みきる前にタイミングよく行うことが大切です。
あまりにも傷みが激しく塗れないと判断した場合は金属屋根でのカバー工法や葺き替えをおすすめすることもあります。
金属屋根工事は塗装よりもぐんとお値段がアップしますので、そろそろかな?と思ったら診断だけでもお早めに!
美大塗装ではまだ塗装しなくても十分キレイと判断したときには「塗装は〇年後で大丈夫です」とお伝えしています。ご安心ください。
板金部の上塗り2回塗り
佐倉市T様邸屋根塗装工事の完成!
佐倉市T様邸の屋根塗装工事の完成です!
使用材料
佐倉市T様邸の屋根塗装工事を終えて
T様、この度は美大塗装に塗装工事をお任せいただき誠にありがとうございました!
T様邸はリフォーム時期も適切で屋根の傷みはそれほどなかったため通常通りの塗装工事を施工させていただきました。
外壁屋根塗装をする際にはぜひ最低でも3社相見積もりをして比べてみてください。
その過程で美大塗装にも一度お声がけいただけましたら幸いです。
佐倉市T様邸外壁塗装工事編もよろしければぜひご覧ください。