八街市F様 外壁塗装工事が完成しました!
八街市定住促進住宅リフォーム工事補助事業により、約10万円の補助金を受け取ることができました!
ビフォー写真
八街市F様の外壁のお悩み
八街市F様は特に外壁のひび割れ(クラック)にお悩みでした。
F様のお住まいはモルタル壁という外壁の種類で、経年でクラック(ひび割れ)が比較的できやすい外壁です。
F様は今は引退されておりますが左官屋さんでして、ご自身でシリコンコーキング(シーリングとも言います)で上手に補修してあったのですが、ここで一つ問題が。
実はシリコンコーキングというのは素材を侵してしまうほど強く、通常はガラスの施工や水回りの防水施工に使われるもので、塗料が密着しないのでこの上から塗装することができないのです。
※シリコンコーキングと変性シリコンコーキングは名前は似ていますが全く別物です。
塗装職人でも知らない人もいますから、F様がご存じないのも当然のことです。
今回の塗装ではこのお悩みをうまく解決できたと思います!
付帯部は前回の塗装で下塗りを省かれて1回塗り(俗にいうピン仕上げ)で行われており、塗膜の状態がだいぶ悪くなっていたためこの塗膜をどうするかも検討しました。
参照:シャープ化学工業 コーキング材の種類をわかりやすく図解
使用材料
外壁上塗り塗料
水性パーフェクトトップ
外壁色
ND-012
塗料メーカー
日本ペイント
付帯部上塗り塗料
ファインパーフェクトトップ
付帯色
23-255
塗料メーカー
日本ペイント
解決方法
外壁塗装
補修してあるクラックには魔法の下塗り(企業秘密です 笑)を施しました。
理屈で考えれば「なるほど!」と思えることなんですが、知識をどんどんアップデートしていかないと知り得ないことが多いのが塗装業界です。
10年前とは使える建材も違うので、クラックでお悩みでしたらぜひご相談ください。
付帯の霧よけ
塗装で対応できない程劣化してしまった部分は新しく「板金巻き」をご提案させていただきましたが、板金巻きはコストも上がるため、可能な部分はしっかり削って(ケレンといいます)塗装仕上げといたしました。
塗装で対応できる箇所は剥離剤+ケレン(削り作業)
ボロボロに剝がれてしまった塗装は防水性も無いうえに見た目もよくありません。
そのまま塗装すると、たった数ヶ月で「すでに剝がれている前回の塗装層」から剥がれますので、剥離剤で塗装層を浮かせてから除去した後に塗装工程に入ります。
手作業でも大部分が剥がれましたが、念のためグラインダーでもう一層削って目荒らしとしました。
目荒らしすることで塗料の密着もよくなります。
ここまで下処理すれば安全域です。
この辺りの加減は、僕がトップページであつ~く語っている”職人の心意気”が現れる部分です。
特に見えない部分は手を抜かれやすいので、写真撮影してくれる業者を選んでくださいね。
外壁塗装工程
下処理の後は最低でも下塗り→中塗り→上塗りの3回塗りの仕上げです。
※屋根や外壁の劣化状態によっては下塗りが1回では足りず、数回塗り重ねることもあります。
※今回F様邸の屋根は日本瓦なので塗装はありませんでした。
八街市F様邸の外壁塗装・付帯塗装工事の完成!
外壁塗装ビフォー写真1
外壁塗装アフター写真1
外壁塗装ビフォー写真2
外壁塗装アフター写真2
工事を終えて
地元八街市の業者であったこと、お見積書・診断書では他社で指摘されなかったことを診断したことなどから、この度美大塗装に外壁塗装工事をお任せいただきました。
ご主人が元左官職人さんということもあり、建設業の大先輩の「業者鑑定眼」は非常に厳しかったのですが、「お宅に任せる」とご連絡をいただき大変嬉しかったのを覚えています。
モルタル壁は補修跡が目立ちやすい外壁仕上げですが、極力目立たせずに竣工できたと自負しています。
八街市F様、この度は美大塗装に工事をご依頼いただき、誠にありがとうございました!
同じようなお悩みのお客様がいらっしゃいましたら、ぜひ一度美大塗装にお問い合わせください。
(相見積もり大歓迎なので気にせずお電話ください)